カメラで写真を撮るには撮った写真を記録するSDカードは必須です。
この記事はSDカードの以下の悩みについてまとめた記事です。
・カメラ用のSDカードの選び方を知りたい!
・SDカードの規格って何?
・SDカード選びに失敗したくない!
SDカードを購入する際に「容量」だけ見て選んでませんか?容量だけで選ぶと、カメラやSDカードの機能を使いきれない可能性が高いです。
実は僕もSDカードを容量だけで選んでいた時期がありました。
なんかカメラの連写機能を使った時に遅い、また連写したあとにプレビュー画面を見てもなかなか写真を読み込まなかったんですよね。
この原因の1つにSDカードの性能を使いきれていない可能性があります。
SDカードのことを理解して購入することが快適なカメラ生活を楽しめることに間違いありません。
しっかり理解してSDカードを購入するようにしましょう。
SDカードの容量について。
それではまずは多くの方が注目する「容量」についてお伝えしたいと思います。
僕は「64GBの容量のSDカード」を購入することをおすすめしています。
理由はいくつかあるのですが、まずは下記の「僕が考えるSDカードの容量を決める基準」を見てください。
SDカードの容量 | 詳細 |
---|---|
2GBから4GBまで。 | 写真をjpeg形式で保存する。 半日、日帰りで撮影をして自宅に帰る。 |
4GBから32GBまで。 | 写真をjpeg形式で保存をする。 日帰りで撮影をして自宅に帰る。 |
32GBから64GBまで。 | 写真をRAW形式で保存をする。 日帰り撮影をして自宅に帰る。 |
64GB以上。 | 写真をRAW形式で保存をする。 日帰り、また1泊旅行をして帰る。 |
カメラはα7Ⅲを基準にしています。
α7Ⅲの画素数は2420万画素で、RAWファイル1枚あたり40MB前後です。
僕は1泊2日では64GBのSDカードいっぱいまで容量を使うことが多いです。
「じゃぁ、カメラ初心者でjpeg形式で撮影しないから、容量は少なくていい?」
写真をJpegで保存して撮影している方もいると思います。
ただ、写真をやっているといつかは、
「RAW撮影してライトルームでカッコいい、素敵な写真に仕上げたい!」
と思うことは多くの方にあることです。
RAW形式はjpeg形式より1枚あたりのファイル容量がかなり大きいです。
RAW形式での撮影が基本にするなら64GBを強くおすすめします。
先を見据えてあらかじめ大きな容量のものを購入することで余計な出費を抑えられるかもしれません!もちろん、少ない容量のSDカードを複数用意して、予備で確保するという方法もあります。自分のカメラライフに合わせて容量は決定しましょう!
UHSについて(最高転送速度)
それではSDカードの「処理速度」についてお伝えします。
上の写真の赤丸、ローマ字「Ⅰ」がSDカードの速度を表しています。
「Ⅰ」以外にも下記の種類があります。
速さの規格 | SDカード上の記載 | 規格上の最高転送速度 |
---|---|---|
ノーマルスピード | ない | 12.5MB/s |
ハイスピード | ない | 25MB/s |
UHSーⅠ | Ⅰ | 104MB/s |
UHSーⅡ | Ⅱ | 312MB/s |
あくまで上の表は速さの規格に沿った最高転送速度であるということ。実際の速さはSDカードにより異なりますよ!
上記の中で一般的なのは「UHSーⅠ」つまりSDカード上に「Ⅰ」と記載されているものです。
カメラの規格に沿ったSDカードを選ぼう。
SDカードの規格と使うカメラの規格が一致しないと本来の速さは出ることはありません。
例えば、SDカードの規格が「UHSーⅡ」であっても、カメラがUHSーⅡに対応しなければ、本来の速度が出せないということです。
ただし、本来の速度が出せないだけであって、UHSーⅡのSDカードをUHSーⅡに対応してないカメラに挿しても使うことができますので覚えておきましょう。
SDカードの転送スピードについて。
次にお伝えするのはSDカードの「転送スピード」です。
転送スピードについては下記の表を見てください。
転送スピードの種類 | 詳細 |
---|---|
写真の書き込み | カメラからSDカードに写真を書き込むこと。 ※SDカードに保存するということ。 |
写真の読み込み | SDカードの写真をパソコンが読み込むこと。 パソコンに保存すること。 |
ソニーのSDカード(TOUGH)を例に上げましょう。
出典:SONY
・書き込み速度・・・(Wと記載されている)は299MB/s
・読み込み速度・・・(Rと記載されている)は300MB/s
と印字されていますね。
これがこのSDカードの転送スピードです。
転送スピードは速い方がとても良いですよ!同じことを言いますが、SDカードの規格とカメラの規格を合わさないと、本来のポテンシャルは発揮できませんよ!
「写真を書き込む」のが速いって?
写真の書き込みが速いSDカードはシャッターを切った後に、より早くSDカードに写真を保存することができます。
写真を書き込み速いと、連写した時に次々とSDカードに写真を保存されます。
写真の書き込みが遅いSDカードは「SDカードへの記録が止まってしまい、次のシャッターがきれない」こともあります。
転送スピードの速さは連写モードに大きな影響があります。
「写真を読み込む」のが速いって?
写真を読み込む、転送スピードが速いほど、パソコンへ写真を保存する速さに影響があります。
例え、RAW形式で保存された40MBという大きな写真であっても次々とパソコンに保存することが可能です。
パソコンに写真を保存するスピードが遅いととてもストレスに感じることが多いです。転送スピードは速い方がいいですね。
SDカードの信頼性。
SDカードは信頼性のある確かなものを購入することは非常に重要です。
SDカードを探している時に格安のSDカードを見つけるかもしれません。
ただ、安いには安いなりの理由があるものです。
- SDカードの物理的な耐性に弱い。
- SDカードのデータが消失しやすい。
いくつかSDカードの故障原因を上げましたが、もちろん格安SDカードの全てがそうであるとは言いません。
ただ、SDカードは信頼性のあるメーカーのものを選ぶことを強くおすすめします。
どれだけ良い写真をたくさん撮っても、SDカードが壊れてしまうと今まで撮った写真が消失することもあり得ますので要注意です。
おすすめのSDカード
それではいくつかのSDカードを紹介させていただきます。
とりあえずこちらを購入して問題ないと思います。
SanDisk
おそらく多くの方がこのSDカードを利用しているに違いありません。
UHSーⅡモデルのSDカードですね。
僕はSANDISKはとても信頼しています。
およそ10年ほどSDカードを使っていますが、今まで故障は一度もありません。
もしSDカードのブランドにこだわりがないというのであればとてもおすすめできるSDカードです。
価格を抑えたいなら性能は落ちますが、こちらもおすすめです。
こちらはUHSーⅠモデルのSDカードです。
SONY タフシリーズ
安心と信頼のソニーのSDカード「TOUGH」
容量、転送スピード申し分なしです。
こちらはUHSーⅡに対応しています。
さらにこちらはとても防水・防塵性能に優れていまして、SDカードの破損による写真データの消失の可能性を低減してくれます。
価格を少し抑えたいなら、転送スピードが落ちますが下記もおすすめです。
模造品には必ず注意してください!
SDカードは「模造品」が多く出回っています。
これは自分の身は自分でしか守れません。
僕は下記の点について注意して購入しています。
- あまりにも販売価格が安くないか。
- 購入先のお店は信頼できるのかどうか。
- 購入先の第三者レビューに問題ないかどうか。
高価なSDカードを購入するのなら、ポイントが付く通販で購入したいですよね。必ず購入して問題がないか、商品と購入先を確認してくださいね!
まとめ。
以上が写真撮影におけるSDカードの選び方でした。
まとめますと、
- 容量は自分のカメラライフと相談して選ぼう!(僕は64GB以上がおすすめ)
- 書き込み、読み込み速度は確認しよう!
- SDカードとカメラのUHSの規格は合わそう!
- 信頼性のあるSDカードメーカーから購入しよう!
写真用のSDカードはこの点を踏まえて選ぶことで幸せになれると思います。
綺麗な写真はなるべく素早く、効率よく撮っていきたいものですね。
それでは!
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