H&Yフィルターをレビュー!評判通り、写真家目線で作られたすごいフィルターです。

記事内に商品PRを含む場合があります。
H&Yフィルターが装着された写真。
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風景写真やポートレート写真で現場での写真作りに貢献するレンズフィルター。
今回、最近話題のH&Yフィルターの角形フィルターを購入しましたのでレビューしたいと思います。

今回購入したのは「K-Series Balancer GND セット」です。
こちらの公式サイトでセット内容を確認できます。

風景写真やロケでの人物撮りに使う予定で購入しました。

今回は風景写真を撮りにいきましたので、作例と合わせてレビューしたいと思います。

この記事をおすすめしたい人。
・角型フィルターを探している。
・話題のH&Yの角型フィルターが気になる。
・風景写真のクオリティを上げたい。

結論から言うとH&Yの角型フィルターは「フォトグラファー目線で設計された、効率重視の角型フィルター」でした。

目次
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H&Y K-Series Balancer GND セットについて。

H&Yフィルターのセットの写真。

今回、購入したセット内容はこちらです。

・100mm K-SeriesフィルターホルダーKit Mark II
・K-Series バランサーGND16
・K-Series ソフトGND8
・K-Series Center GND8

これに合わせて「100x100mm ND64フィルター」を追加購入しました。
100x100mm ND64フィルターは長時間露光の写真を撮りたかったんですね。

こちらも合わせてレビューしたいと思います。

nobuki

フィルターを追加購入する時は、フィルターホルダーとサイズが一致するか、確認するようにしてくださいね!

100mm K-SeriesフィルターホルダーKit Mark IIについて

セットの写真。
フィルターホルダー(左上)、CPLフィルター(左下)、アダプターリング(右の4つのリング)

こちらのセット内容は下記の3点です。

・ドロップインCPLフィルター。
・ドロップインCPLフィルターを装着するためのフィルターホルダー。
・レンズにホルダーを装着するためのアダプターリング。

CPLフィルターの風景写真での使用用途は光の反射を低減することができます
また、葉や花の光の反射も低減することができるので、とても便利な必須フィルターですね。

CPLフィルターの取り付け方法について。

CPLフィルターの取り付けは非常に簡単です。

  1. レンズにアダプターリングを装着する。
  2. アダプターリングにフィルターホルダーを装着する。
  3. フィルターホルダーにCPLフィルターを装着する。

この3点だけです。

今回はEF24-70mm F2.8 L Ⅱ USMにつけます。

CPLフィルターを装着するフローについて。

レンズとアダプターリングの写真。

EF24-70mm F2.8 L Ⅱ USMのフィルター径は82mmです。
82mmのアダプターリングをレンズに装着します。

レンズにアダプターリングをつける写真。

クルクルとフィルターホルダーを回し、レンズに装着します。

レンズにフィルターホルダーを装着する写真。

次にフィルターホルダーを取り付けます。
固定されたネジの下を通すように、フィルターホルダーを取り付けます。
ネジでフィルターホルダーとレンズを固定するのを忘れないようにしてください。

フィルターホルダーを装着した写真。

取り付けました。
よく見たら、デザインがかっこいいですね。
素材感もすばらしい、男心をくすぐります。

CPLフィルターをフィルターホルダーに装着する写真。

あとは、フィルターホルダーにCPLフィルターを上から差し込むだけです。

付属パーツの写真。

CPLフィルターを装着しない時は、付属する専用パーツを装着しましょう。
これを付けないと、光がフィルターホルダーの隙間から入り込んでしまいます。

撮影の現場ではフィルターホルダーの取り付けが一番時間がかかります。
フィルターホルダーをすぐレンズに取り付けできるように慣れておきましょう。

早速、レビュー開始!

海にセットしたカメラの写真。

撮影に訪れた場所は海や停泊している船を撮影することができる「大阪北港マリーナ、ヨットハーバー」です。
早速セットして撮影していきます。

Balancer GND16とSoft GND8について。

H&Yフィルターの写真。

左のフィルターがBalancer GND16。
右のフィルターがSoft GND8です。

よく見るとBalancer GND16(左の角型フィルター)の方がグラデーション領域の幅が広く、下の方まで続いていますね。
一方、Soft GND8(右の角型フィルター)を見ると、グラデーション領域の幅が狭い印象です。

撮影した写真を見比べていきましょう。

海と船が映っている風景写真。
角型フィルターなしの写真。


上の写真は角型フィルターなしの写真です。
露出を手前の歩道に合わせると、どうしても空の露出がオーバー気味になります。

港。海と船が見える写真。
Balancer GND16をつけた写真。

注目すべきは空のグラデーション領域の階調の変化です。
Balancer GND16は空のグラデーションの幅が滑らかです。

港。海と船が見える写真。
Soft GND8をつけた写真。

Soft GND8はさらに空の露出を落とした印象ですね。
手前の歩道と露出のバランスが均等なのを感じると思います。

個人的にBalancer GND16で撮影した左の角型フィルターの方が空のグラデーションが自然に感じます。
これならレタッチで全体的に明るくしても、違和感のない写真に仕上げることができるでしょう。

nobuki

グラデーションの変化は滑らかな方が自然ですね。Balancer GND16がとても優れているように感じます。

Center GND8について。

H&Yフィルターの写真。

Center GND8をテストしていきます。

結論から言うと、個人的にはかなりクセを感じる角型フィルターと思います。

H&Yフィルターが装着された写真。

上の写真を見ると、濃い部分の幅が狭く、グラデーションの幅が狭いため、かなり状況を選ぶ角型フィルターのように感じます。
撮影した写真はこのようになりました。

港。海と船が見える写真。

これがなかなか難しい。
黒い線が空と船の間に入っています。

港。海と船が見える写真。

落ちる夕日に黒い線が重なるように配置します。
今度は夕日が暗くなりすぎました。

フィルターの位置を上下に動かしながら撮影したのですが、これが難しい。
違和感のない写真に仕上げることができませんでした。

nobuki

これは少しくせがあり、工夫が必要と感じます!他の角型フィルターと組み合わせて使うのがいいかもしれません。

もう少しグラレーションの領域の幅が広く、滑らかなら使いやすそうですがなかなか難しい。
これは慣れてきたら追加でレビューが必要かなと思います。

100x100mm ND64フィルターについて。

H&Yフィルターの写真。

今回のセットには含まれませんが、100x100mm ND64フィルターもレビューします。

狙いは長時間露光によるスローシャッター、海面を滑らかにするのが狙いです。
これはND64フィルターを使わないとできない表現ですよね。

海が見える風景写真。

これにはとても満足。
夕方の日が落ちる時間帯はND64で問題ないと思います。

港。海と船が見える写真。

ただし、長時間露光する時は動くものが入っているとブレた写真になってしまいます。
この写真は船がとても揺れていて失敗ですね。

nobuki

もし、昼間に長時間露光をするならND64では満足しないと思います。思い切って、ND1000も選択肢に入れて良いのではないでしょうか。

H&Yフィルターを選ぶ理由について。

H&Yフィルターが装着された写真。

角形フィルターを販売するメーカーはたくさんあります。
そんなたくさんのメーカーのなかで、H&Yフィルターを選ぶ最大の理由は「マグネット着脱式のため、フィルターの取り外しや交換が素早くできる」に違いありません。

フィルターの取り外しや交換がとても早い!

マグネットによる脱着が本当に便利で、素早く角型フィルターの交換が可能です。
また、角型フィルターを付けた後も上下にずらすように角型フィルターを動かし微調整が可能です。

H&Yフィルターが装着された写真。

このように角型フィルターを上いっぱいまでずらすことも簡単にできます。

風景写真だけではありませんが「今、この瞬間を撮りたい!」と思った時に、フィルター交換や調整に手間を取られると、シャッターチャンスを逃す可能性が高くなります。

nobuki

マグネット着脱式はとても画期的なシステムだと思います!

もちろん、万が一のフィルター落下を防止する留め具がついています。

角型フィルターを止めるネジの写真。

留め具のネジを回すだけで、フィルターホルダーと角型フィルターをしっかり固定することができます

フィルター同士の重ね付けが可能!

H&Yフィルターの写真。

マグネット形式が採用されたフィルターのため、このようにGNDフィルターとNDフィルターの重ね付けができます。
マグネット形式だからですが、脱着がとても簡単で効率よく撮影することができます。

これが本当に便利で上下スライドと同じく撮影効率を上げることができ、シャッターチャンスを逃す可能性も低減できますし、より工夫しながら撮影できます。

不便なところは?

写真の写りは気になるところはありません。
ただ、気になるところは、いくつかありました。

・持ち運びにはカメラバッグにかさばる。
・カメラに角型フィルターを装着したまま移動する際に、地面にフィルターが落ちることがあった。

やはり、これだけのセットを持ち運ぶとカメラバッグにはかさばりるので、工夫が必要かと思います。

あと、カメラを三脚に付けて、その状態で角型フィルターをつけたまま移動していた際に角型フィルターが地面に落下することがありました。
フィルター落下防止ネジはしっかり止めていたのですが、手荷物に接触したようでした。

角型フィルターの外枠が頑丈なので、フィルターが割れるなどしなかったので良かったのですが・・・これには少し焦りましたので、移動の際には角型フィルターを取り外すことをおすすめします。

どこで購入する?

現在(2021年9月)、H&YフィルターはH&Yの公式サイトにて販売されています。
僕は公式サイトから購入させていただきました。

Amazonや楽天でも少しづつH&Yフィルターの商品が発売されてきていますね。

マルミ光機からも販売されていますが、ダブルブランド品のようで一部仕様が異なるようです。
詳細は下記を確認ください。
マルミ光機制は各モール(アマゾン、楽天、Yahooショッピングなど)で販売されているのでポイントがつくので購入時にメリットがあるかなと思います。

まとめ。角形フィルターを選ぶならH&Yがベスト!

H&Yの角型フィルターはフォトグラファー目線で作られた素晴らしいものでした。

綺麗な写真を撮るための重要な要素として撮影効率は無視できません。

どんなに素晴らしい決定的な瞬間が訪れようとも、撮影の前段階の準備に時間がかかってしまうと、シャッターチャンスを逃すかもしれません。
そのため、撮影の効率性を上げるH&Yフィルターはとてもおすすめです。

少しでも素敵な写真を数多く残すための最適なフィルターなのではないでしょうか。

今回は風景写真でしたが、ポートレート撮影に使うのが楽しみです。

それでは!

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