カメラを初めたばかりの人でRAW現像のメリット・デメリットを知りたい方は多いと思います。
今回は趣味でも商業でもカメラをしているカメラ歴10年以上の僕がRAW現像のメリットとデメリットについてまとめたいと思います。
メリットだけではなくデメリットもお伝えしますが、結論から伝えると、
・もっと綺麗な写真を残したい。
・SNS映えする写真を目指したい。
ということでしたらRAW現像は必須と思ってもらって構いません。
デメリットもありますが、RAW現像ができるようになると撮影をするのがより楽しくなるのでできたら挑戦してほしいなぁと思います。
それではいってみよう!
RAW現像のメリット、デメリットをざっくり。
さっそくメリット、デメリットについて知りましょう!
ざっくり雑に伝えると、RAW現像は綺麗に写真を残すことができる分、ランニングコストがかかるというイメージで問題ありません。
RAW現像をする時は、カメラの設定でJpegで保存をするのではなく、RAWで保存します。
RAWデータはJpegデータに比べ、撮影時に色情報などをより幅広く保存してくれるため、綺麗に写真を残すことができます。
ただ、RAWデータはJpegデータに比べ、写真1枚あたりの容量が大きいんですよね。
なので、費用がかかっちゃうんですよね。
RAW現像のメリット
おそらく多くの方はなんとなく理解しているかと思いますが、あらためて僕自身が感じるメリットを掘り下げてお伝えしましょう。
写真の表現の幅が広くなる。
RAW現像はJpegでの加工に比べ、表現の幅が広くなります。
これはRAW現像では写真1枚の持っている色情報が多いためなんですね。
Jpegでの写真加工(レタッチ)では写真が破綻してしまうような写真でも、RAW現像では綺麗に写真を作ることができます。
例えばこの写真をRAW現像すると、
こんな感じに仕上げることができます。
暗い写真が明るく、また色を鮮明に確認することができますね。
大きな印刷をする時も綺麗に印刷することができる。
写真の解像度が高いほど、印刷時に綺麗に出力することができます。
JpegデータとRAWデータには以下の違いがあります。
・Jpegデータ:72dpi固定。
・RAWデータ:72dpi以上の解像度で写真を出力できる。
写真の画素数が大きいのであれば、ある程度の大きさまでは綺麗に印刷することができます。
ただ、やはり推奨するのはRAWデータをRAW現像ソフトでJpegで出力する。
印刷をして展示などを考えているのであれば、RAW現像はスタンダートな方法です。
RAW現像はやっぱり楽しい!
感覚的な話になりますが、やはり何よりRAW現像を覚えると、本当に写真の表現方法が飛躍的に広がります。
綺麗な写真に仕上げることができるととても楽しいです。
RAW現像を覚えることで撮影時に見える光景でRAW現像したあとの写真をイメージすることができるようになります。
ここまでRAW現像ソフトの扱いを熟知できれば、ますます写真が楽しくなるに違いありません。
RAW現像のデメリット
それではデメリットの紹介です。
いくつかのデメリットを紹介しますが、総じて主にコスト面の話です。
RAW現像ソフトが必要。
RAWデータを現像するならRAW現像ソフトが必要です。
僕が使うRAW現像ソフトのなかで個人的におすすめでなのが、
・Luminar Neo
・Lightroom Classic
この2つのどちらか、もしくは両方(Luminar NeoはLightroom Classicのプラグインとして使える)があればいいと思います。
ざっくりこの2つの特徴を伝えると、
Luminar Neo:初心者におすすめ。買切り型。AIを利用した次世代RAW現像。
Lightroom Classic:定番ソフト。サブスプリクション。フォトプランでPhotoshopもお安く使える。
Luminar NeoやLightroom Classicの詳細については下記にまとめていますので参考にしてください。
(当ブログの人気記事です!)
特にLuminar Neoは僕専用の割引プロモーションコードを発行していただいてますのでぜひご利用ください。
機材コストがかかる。
機材コストで大きくかかるのは記録媒体(SDカードやコンパクトフラッシュカード)のことです。
RAWデータはJpegデータに比べて、写真1枚当たりの容量が大きいんですよね。
なので、必然的には記録媒体は大きな容量が必要になります。
「じゃぁ、できるだけ安いものってあるの?選び方は?」
という疑問に下記の記事にまとめていますので参考にしてください。
僕も使っている記録媒体をまとめています。
ブランドによって、価格も異なりますので参考にしてください。
写真管理コストがかかる。
記録媒体と似たような話にはなりますが、RAWデータは容量が大きいのでパソコンで写真を保管するとなると、すぐにパソコンの容量を圧迫すると思います。
なので、外付けのHDDやSSDは必須です。
下記の記事にそれらの記事や、僕も使っているアイテムをまとめていますのでこちらも参考にしてください。
勉強が必要・・・とはいえ楽しい。
やはり初めてやることは何事にも勉強が必要です。
RAW現像ももちろん勉強が必要です。
ただ、安心してもらいたいのは本を読み込まなければならないとか、難しい数式を覚える必要があるとかはありません。
写真を見ながらパラメーターをマイナスやプラスに感覚的に変更するだけです。
おそらく写真をするような方は感覚的な方が非常に多いと思いますので、きっと楽しみながらRAW現像ソフトを学んでいけると思います。
まとめ。写真を始めた人はぜひRAW現像を挑戦してみてほしい!
今回はRAW現像のメリットやデメリットについてお伝えしました。
デメリットでコストを上げてみましたが、今の機材のままRAW現像ソフトを体験版で落としてまずは挑戦してみてほしいです。
きっとより写真が楽しくなると思います。
関連記事をしたにまとめていますので、こちらも参考にしてもらえたらと思います。
それでは!
▶︎RAW現像ソフトのおすすめ4選!カメラ歴10年以上のカメラマンが紹介!
▶︎Lightroom Classicの機能紹介!RAW現像するならベスト!
▶︎写真加工(RAW現像)のやり方。必要なソフトなどの機材を紹介。
▶︎RAW現像とは。写真を綺麗に仕上げる必須スキル!メリットを理解しよう!
▶︎【便利すぎ】Luminar Neoを作例付きレビュー!現役カメラマンが使ってみた。