高価で大事なカメラやレンズですから、少しでも大事に使いたいですよね。
多くの人が落とした時の衝撃、埃、レンズの指紋汚れを気にしますが、湿気対策をしている人はあまり見かけません。
おそらく湿気の影響がカメラの故障に繋がると知らない人が多いのではないでしょうか。
実は湿気は何も対策をしていないと、カメラが壊れる原因にもなりかねません。それはとても悲しいですよね。
この記事をおすすめしたい人。
・カメラを少しでも大事にしたい。
・湿気がカメラの故障に繋がると知らなかった。
・湿気対策をなるべく安く、シンプルにしたい。
必要最低限の知識、かつシンプルにお伝えさせていただきますね。
それではいってみよう!
そもそも湿気の影響って何があるの?
日本に住んでる以上は湿気は避けては通れません。
特に梅雨から初秋にかけては、湿気の影響が大きくなる季節です。
湿気に対して無策ですとカメラやレンズ内部に「カビ」が発生するかもしれないのです。
カビはカメラやレンズに対して以下のような影響が考えられます。
- 写真の写りに影響する。
- カメラと動作に影響する。
写真にカビによる「カゲ」が写り込む可能性があります。
どんなに綺麗な写真を撮っても、どんなに上手に撮れたとしても、写真にカゲが映り込むのは悲しいことです。
また、あまりにカビがひどいとカメラやレンズが正常に動作しなくなる可能性もあります。
もちろん、自分の手でカメラやレンズを分解して清掃するわけにはいきません。
各メーカーの修理サービスに修理依頼を出すことが必要になってきます。
そうなるとしばらくカメラやレンズが使えないのはもちろんのこと、カビの具合によっては高額な修理代になるかもしれません!
カメラやレンズを買取に出す際も要注意です。
カメラやレンズをいずれ買取に出すかもしれない方はさらに要注意です。
言うまでもないかと思いますが、買取価格が下がります。
そうなると次のカメラやレンズを買うのに余計な資金がかかってしまいますよね。
綺麗な写真を撮るためにも、またカメラやレンズの資産価値を可能な限り下げないためにも湿気対策は必要なのが伝わったのではないでしょうか。
カメラやレンズ内に湿気が発生する原因について。
カメラやレンズ内部にカビが生えやすい状況や条件は以下の通りです。
この4つを抑えておけば、十分でしょう。
湿気が発生しやすい条件。
- 湿度:60%以上。
- 温度:30度前後。
以上の条件で湿気が発生しやすくなります。
この条件になる季節というのが、冒頭にお伝えさせていただいた梅雨から初秋にかけてというわけです。
カメラやレンズを部屋で保管している方は注意ですね。
湿度が40%以下も要注意です!
湿度が40%以下の状態ではカメラやレンズが劣化する可能性があります。
ゴムで作られた部品などに影響があります。
また、レンズコーティングの部分にも影響がありますので注意しましょう。
雨の日に外でカメラやレンズを使用する。
これは湿気が発生しやすい季節に関係ありません。
雨天の日にカメラを外で使用するときは注意が必要です。
カメラやレンズ内部に雨が入り込む可能性があります。
そのことに気づかず、カメラやレンズを放置しているとカビが発生する可能性が高まってしまいます。
「雨の日にカメラを使わなくていいじゃない」
という意見もあるかもしれませんが、雨の日は雨の日で綺麗な写真が撮れるものですから困ったものですよね。
寒暖差の影響。
メガネを掛けている方は一度は経験があるかもしれません。
部屋の出入りをした時に、部屋と外の寒暖差がひどいとメガネが曇ることがあります。
あれと同じことがカメラやレンズ内部で起こります。
つまり、カメラやレンズ内部で「結露」が発生する可能性があります。
結露はカビの発生原因でもあります。
湿気対策、どうすればいい?
それでは湿気対策についてお伝えさせていただきます。
まずは最低限、下記の対策を行って行きましょう。
カメラやレンズは濡れたら拭く。
まずは撮影中の対策です。
カメラやレンズが水に濡れたら乾いた布で拭くようにしてください。
とても簡単ですね。
カメラやレンズにより防滴モデルもありますが、完全に防げるというわけではありません。
防滴モデルだとしても、乾いた布で拭くようにしてください。
どうしても雨の日に撮影したい!
風景写真を撮る方や野鳥を撮る方に多いと思いますが、どうしても雨の日に撮影する必要がある方もいると思います。
そんな日の撮影は写真のようなカメラ用のレインカバーが販売されています。
大きな物ではありませんし、一つカメラバッグに入れておくのがいいと思います。
自宅で湿気対策をしよう!
撮影後、自宅に戻ってから湿気対策は必須です。
これではかなり重要です。
まず、帰宅後にカメラとレンズを確認し、水で濡れてないか確認しましょう。
濡れているなら乾いた布で水を拭き取ります。
その後、湿気対策がされたケースに保管しましょう。
個人的には下記のドライボックスが費用も安くすみ、おすすめです。
こちらのドライボックスはメーターが付いているものを選択してください。
湿気は60%以上から注意が必要となってきています。
ドライボックスには湿気の量を数値化したメーターがついています。
これなら目安があり、ドライボックス内の湿気の量を調整しやすいですね。
ドライボックスに乾燥剤(シリカゲル)を入れて、カメラと一緒に保管しましょう。
ドライボックスはとても軽いため、部屋の模様替えにも負担になりません。
カメラ初心者の方に特におすすすです。
僕はこれを6年ぐらい愛用していますが、いまだにカビが生えたことはもちろんありません。かなりコスパが良い商品です!
防湿庫という選択もあり!
上で紹介したドライボックスは収納スペースが一段しかないため、カメラやレンズを保管する容量が大きくありません。
ドライボックスを複数購入してカメラやレンズを保管することも良いですが、下記のような防湿庫を購入するのも良い選択でしょう。
出典:amazon
見た目もとてもカッコいいです。
カメラを複数お持ちの方はコレクション欲を高めてくれそうですし、インテリアとしても機能しそうです。
ただしっかりしている分、お高めです。防ドライボックス、防湿庫は自分のお財布とも相談して、購入しましょう!
まとめ。
それではまとめます。
- 湿気はカメラの故障に繋がる原因の1つ!対策は必須!
- 雨の日の撮影は要注意!乾いた布やカメラ用レインカバーを持っておこう!
- 自分の財布や機材の量と相談し、ドライボックスか防湿庫を準備しよう!
湿気対策はカメラが故障し、余計な出費が発生してしまうことを防ぎます。
特にカメラの使用頻度が低く、普段カメラを室内に置いている方は注意です。
大事なカメラを長く使えるためにも必ず対策してくださいね。
それでは!