50mmのレンズといえばど定番中のど定番の画角である標準レンズ。
フルサイズ換算でいえば、人の見た目と同じ通りの画角で撮影できるのがこの50mmのレンズです。
今回、シグマのArtシリーズの単焦点レンズ「50mm F1.4 DG HSM(EFマウント)」を導入しました。
しばらくポートレートや風景に使っていて「これは神レンズや・・・」と納得の1品でしたので、僕がこのレンズを購入した理由、デザイン、作例の3つの視点でレビューしたいと思います。
・高画素カメラでも納得の高解像度の写真を撮りたい。
・F値が低いレンズを探している。
・少しでも価格を抑えたい。
と言うことでしたらきっと満足な1本になるに違いありません。
それではいってみよう!
シグマの50mm単焦点レンズを選んだ理由。
僕が50mm F1.4 DG HSMを選んだ理由は下記の3つです。
・なるべく価格を抑えたい。
・RFマウント、EFマウント、Eマウントのカメラを所持していた。
・メインカメラがEOS R5なので、高画素に映るレンズが欲しかった。
ちょっぴり深掘りします。
なるべく価格を抑えたい。
シグマ公式サイトでは50mm F1.4 DG HSMのEFマウントで¥139,700(税込)です。
僕は今回中古で購入しました。
カメラのキタムラなどで確認してもらえたらわかると思いますが、中古で¥70,000前後です。
もちろんカメラの状態や付属品に有無も価格に影響しますので中古を検討されている方は購入時は必ずチェックしましょう。
ちなみに僕はレンズの玉の部分に傷がある個体は避けていますが、ボディの傷は気にしないで購入しています。
RFマウント、EFマウント、Eマウントのカメラを持っている。
僕はサブカメラでEOS 5D Mark3、EOS 6D、α7Ⅲを所持しています。
マウントで言うと、RFマウント、EFマウント、Eマウントと3つもありまして、可能であればレンズを使いまわしたい。
これはコンバーターを利用すればRFマウント、Eマウントでも対応できます。
シグマのEFマウントレンズがベストというわけです。
ちなみにコンバーターは下記を使っています。
これで全マウントに対応して撮影しています。
高画素カメラにも対応する神レンズが欲しかった。
僕のメインカメラであるEOS R5は4500万画素という新しいミラーレスカメラです。
どれだけ高画素、最新のカメラを購入してもレンズの性能が悪ければ、やはり写真に影響してしまうものです。
そこでシグマの50mm F1.4 DG HSMです。
シグマの公式サイトでは下記の文言があります。
初めてSIGMAが世に送り出した標準レンズ「SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM」。超高画素時代にふさわしい光学性能を追求し、その圧倒的な描画力でSIGMAのアイコンとなってきた「最高性能の標準レンズ」を、Artライン・コンセプトのもとで徹底的に洗練させたのが、このSIGMA 50mm F1.4 DG HSM|Art (A014)です。超高画素時代に最適化したどこまでも高い解像力。そして美しいボケ味をも楽しめるバランスのよさは、まさに大口径標準レンズの決定版です。作り手の個性や妙味を味わえる「50mmF1.4」のなかにあって、新たな必携レンズとなるに違いありません。
出典:Sigma
このようにシグマにとって、50mm F1.4 EX DG HSMは世の中のカメラマンに自信を持っておすすめする標準レンズというわけです。
外観、デザイン。
![50mm F1.4 DG HSMの外観。](https://kame-nichi.com/wp-content/uploads/2022/04/sigma-lens-1.jpg)
外観はやはりシグマらしいスタイリッシュなデザインです。
どことなく高級感が漂うレンズですよね。
所有欲を満たしてくれます。
![50mm F1.4 DG HSMの外観。](https://kame-nichi.com/wp-content/uploads/2022/04/sigma-lens-2.jpg)
F1.4という開放値を実現するために、直径は77mmとかなり大きいです。
(※レンズフィルターは77mmを選びましょう)
![50mm F1.4 DG HSMの外観。](https://kame-nichi.com/wp-content/uploads/2022/04/sigma-lens-3.jpg)
AFとMFの切り替えスイッチがあります。
パチっパチっとしっかり切り替わるので、撮影中に「つい手が当たった」などで切り替わることはないでしょう。
![50mm F1.4 DG HSMの外観。](https://kame-nichi.com/wp-content/uploads/2022/04/sigma-lens-5.jpg)
EOS R5に装着するとこんな感じ。
マウントコンバーター経由になるのでそこそこの長さになりますね。
なので、もった感じは「ややカメラが前のめり」になります。
とはいえ、気にならない程度なので安心してください。
作例。
![女性のポートレート写真。](https://kame-nichi.com/wp-content/uploads/2022/04/portrait-m-1.jpg)
やはりF1.4となるととろけるようなボケ感が素晴らしい・・・。
ついついF値を開放したまま撮り続けてしまいます。
![女性のポートレート写真。](https://kame-nichi.com/wp-content/uploads/2022/04/portrait-m-2.png)
モデル様の左目にピントを合わしています。
EOS R5の性能も相まって、F1.4と言うピントが合いにくい状態でもしっかりAFが食い付いてくれます。
ピントが合った瞳や髪はしっかり解像してくれます。
そして、写真の奥になればなるほど溶けるようにボケていくのが美しいレンズです。
![女性のポートレート写真。](https://kame-nichi.com/wp-content/uploads/2022/04/portrait-m-4.jpg)
50mmの標準レンズの良いところは引いて撮影すれば、このように広角レンズで撮影したようにしっかり背景も切り取ることができるのが素晴らしい・・・。
モデル様に寄れば標準に、引けば広角レンズで撮影したかのような表現ができるのでとても便利な画角です。
![女性のポートレート写真。橋の上。](https://kame-nichi.com/wp-content/uploads/2023/02/rebi-port-1.jpg)
こちらはF1.6で撮影しました。
これぐらいに絞った方がよりシャープに写真を撮ることができますね。
ピントは奥の瞳はボケず、しっかり解像しているので絞りは1段階絞ってもいい感じです。
![女性のポートレート写真。](https://kame-nichi.com/wp-content/uploads/2022/04/sakura-m-1.jpg)
こちらも50mm F1.4 DG HSMの確かな性能を感じることができますね。
中央の桜にピントは合い、その周辺から一気にとろけるようなボケ感を感じることができます。
![](https://kame-nichi.com/wp-content/uploads/2022/04/botol-m-1.jpg)
物撮りもこんな感じに撮影できます。
商品のイメージ写真を撮るときにも重宝するレンズだと思います。
購入時の注意点。
![女性のポートレート写真。](https://kame-nichi.com/wp-content/uploads/2022/04/portrait-a-1.jpg)
50mm F1.4 DG HSMを検討されている方は下記に注意した方がいいかなと思います。
・レンズ重量。
・必ずマウントを確認する。(このレンズはEFマウント以外もあります)
レンズ重量について。
50mm F1.4 DG HSMのデメリットですが、単焦点レンズでありますが816g(EFマウントで)もあります。
カメラに装着した際は軽く1kgを超えてきますので、そこは注意が必要です。
自分のカメラのマウントに合ったものを選ぶ。
50mm F1.4 DG HSMは様々なメーカーに対応したマウントで販売されています。
自分のカメラが何マウントか確認し、必ず購入するようにしましょう。
また、マウントに寄って重量などのスペックに僅かに差がありますので仕様確認をするときは注意です。
レンタルで試してみてから購入を検討するのもアリ。
![GOOPASSのアイキャッチ画像。](https://kame-nichi.com/wp-content/uploads/2022/07/goopass-eyecatch.jpg)
やはりそれでも高価なレンズですから、試し撮りせずに購入は勇気がいるでしょう。
そんな時は機材レンタルサービスGOOPASSなどを利用して、一度試すことをおすすめします。
1週間単位で借りれる機材もありますので、詳細が気になる方は別記事に詳細を書いてますので参考にしてください。
まとめ。
それではどんな人におすすめかまとめます。
・開放値が低いレンズがいい。
・高画素カメラに対応したレンズがいい。
・少しでも価格を抑えて購入したい。
この3つ条件に合致したのが今回紹介させていただいた50mm F1.4 DG HSMです。
ただし、重量は要注意ですね。
重量に問題がないということでしたらきっとこのレンズはあなたの神レンズになることに間違いありません。
標準レンズをお探しならぜひ検討してみてください。
それでは!