2020年にAppleから発売された「13インチ MacBook Pro」のM1チップ搭載モデル。
購入してから毎日使用して、1ヶ月以上が経ちました。
今回の記事では「フォトグラファーにとって使えるノートパソコンなのか」をテーマに商品レビューと現役フォトグラファーが「13インチ Macbook pro」を購入した理由について力説したいと思います。
昨今、各カメラメーカーから開発されているカメラは高画素なものが多く開発されています。
画素数が大きくなるほど、パソコンに要求されるスペックが高くなるもの。
果たして、結果はどうなのか。筆者が所持しているキヤノンのR5の画素数(4500万画素)をストレスなく処理できるのか。
結論から伝えますと「現像作業に問題なく、フォトグラファーの皆様、購入した方がいいですよ」と即答できるほど、期待を大きく上回る、モンスターノートパソコンでした。
M1チップとは
出典:apple
パソコンの脳とも言われる「CPU」という部品があります。
多くのパソコンではIntelのCPUが採用されているのですが、M1チップ(Appleシリコンとも言われる)はAppleが独自に開発したCPUとなります。
「優れたパフォーマンス」「バッテリー持ちが良い」とApple自身も打ち出していましたが、フォトグラファーにとってもこの2点は重要な要素ですよね。
購入したスペック
筆者は下記スペックで注文しました。
出典:apple
僕がノートパソコンに求める事は、
- 高画素カメラのライトルームでの現像およびフォトショップでの写真修正にストレスを感じないこと
- 持ち運びが苦にならない大きさと重量であること
- 長時間の業務でもバッテリーが持つこと
この3点は必須でした。大半のフォトグラファーもこの3点が重要ではないかなと思います。
今回「13インチ Mac book pro」はAppleの公式サイトで購入したのですが、メモリとSSDに関してはセミオーダーで増設できます。筆者はメモリ、SSD共にフルスペックを選択しました。
仕事で写真を撮るということは、写真のクオリティだけでなく作業効率を最適化し、スピード感が重要です。
筆者は作業効率をかなり重視するタイプなので、ノートパソコンのスペックは妥協するつもりはありませんでした。
「いやいや、容量は1TBでよかったんじゃない?外付けSSDという手もあるのでは?」
と、思われる読者の方もいると思います。
ただ、筆者はなるべく「物を増やしたくない」と考えているので外付けSSDの持ち出しを可能な限りしたくないこと。
今後はR5以上の高画素カメラを使用するかもしれないと思うと、2TBの選択しかありませんでした。
カメラマン視点で。13インチ Macbook Proの使用用途
筆者の「13インチ Macbook pro」の使用用途は以下の通りです。
- ライトルームでのRAW現像
- フォトショップでの写真修正
- 執筆作業
- ブログ、ホームページの更新
- バナーなどのデザイン業務
使用するカメラはキヤノンのR5(4500万画素)とα7III(2420万画素)がメインです。
R5で撮影した写真もストレスなく現像及び修正が求められます。
撮影現場でのテザー撮影にも活躍です。あとは執筆、ブログやホームページの更新、デザイン業務に使用しています。
あとは息抜きにyoutubeやアマゾンプライムを見たりしてまして、仕事から趣味まで使用しています。
もはや生活にかかせない相棒となってます。とても可愛いやつです。
実際の使用感(現像作業やレタッチ)について
それでは「13インチ Macbook pro」の使用感を写真に関係することを中心にレビューしたいと思います。
4500万画素はストレスなく現像、修正することができる
筆者のメインカメラであるキヤノンのR5。
13インチ Macbook proを購入するか迷っていた時に、一番懸念していた点は、R5で撮影した写真をストレスなく現像や修正できるのかという点でした。
この記事の読者の方も気にする点だと思います。
安心してください、大丈夫です。
筆者はライトルームで現像しているのですが、ストレスなく写真の現像作業ができています。
Macbook proは内臓ファンが付いている。けど、とても静かです
macbook proはパソコン内部に熱がこもらないように、ファンが内蔵されています。
パソコン内部に熱がこもると動作が停止したり、パソコンによくありません。
ちなみにmacbook Airには内臓ファンが付いていません。
ただ、筆者は作業をしていて内臓ファンの動作音をほぼ聞いたことがありません。
彩度や露出の調整など現像作業中も回ってないんですよね。
これはmacbook proが優れた点で嬉しい誤算です。
やはり、静かなパソコンはいいですよね。
唯一、内臓ファンの動作音がする時は現像した写真をjpegに書き出す時だけなんです。ちなみに、
・ライトルーム
143枚の書き出し→画像のサイズの調整で356枚中、幅1,800×高さ1,000(pixel)で解像度72
この設定で書き出しを開始後、すぐにファンが動き始めました。
緩やかにファンが動き始め、やがてパソコン内部から風切り音が聞こえてきました。
書き出し後はすぐにファンは止まりました。
筆者は内臓ファンの音のなかなかうるさく感じましたので、出先で静かな場所で書き出しするのなら場所は選ぶかなと思います。
バッテリーが長時間持つ
「13インチ MacBook pro」はバッテリーが長時間持ちます。
これは出先に持っていくのには嬉しいですよね。
最大17時間のワイヤレスインターネット
出典:Apple
最大20時間のApple TVアプリのムービー再生
Apple公式サイトの仕様にはこう記載されています。
筆者はまだ写真の現像作業、執筆、ホームページの更新とバランスよく使用することが多いのですが、バッテリーは一日持っています。
外出先に充電器を持っていかなくて済むので、荷物が減らせるのは嬉しいところです。
コンパクトで軽量!持ち運びが楽!
右側はA4用紙です。
macbook proはとてもコンパクトと感じます。A4用紙のサイズと同等です。
これならブリーフケースやビジネスバッグにも入りますので持ち運びやすいです。
重量は1.4kgあります。最近のパソコンと比べるとやや重い部類に入ると思います。
ただ、R5のRAWデータをゴリゴリ修正できて、このサイズであるなら十分許容範囲になると思います。
あえてデメリットを上げるなら
大満足な「13インチ Macbook pro」ですがここが使用してて、気になるところです。
とても目が疲れやすい
筆者は今までノングレア液晶(非光沢)のディスプレイしか使ってこなかったので、長時間利用した時はとても目が辛い。定期的に目薬を使用したり、目を温めることは必須になってます。
これを防ぐために、ディスプレイに非光沢フィルタを貼ることを検討しようと思いましたが、13インチ macbook proのディスプレイはとても綺麗なんですよね。
なので、結局このまま使っているのですが、目薬や定期的な休憩などは必要かなと思います。
USB Type-Cのポートが2つしかない。
ここは少し不便を感じるところです。1つを充電器。
もう一つを外付けディスプレイに繋ぐだけでポートが埋まってしまいます。
写真データを取り込もうと思うと、充電器か外部ディスプレイのどちらかのUSB Type-Cのコードを抜く手間があります。
追加で「USB-C Digital AV Multiportアダプタ」などを追加して、穴を増やすことで対応が可能ですので、少しコストがかかると思います。
せめて4つあればと思いますが、ここは次の世代のmacbookに期待したいところですね。
少しでも費用を抑えたいなら中古も検討してみよう。
Macbookを新品で購入するのは高い、ということでしたら中古を検討するのも良いと思います。
Apple公式サイトに「Apple認定整備済み製品」というものが販売されています。
Apple認定整備済み製品については別記事にまとめていますので気になる方はチェックしてみてください。
▶︎写真加工用に安くmacbookを買いたい!中古パソコン(新品同様)を検討してみない?
amazonでも整備済みMacBookが購入できます。それについてもまとめています。
まとめ。カメラマンにはおすすめ!作業効率が大幅アップ!
筆者は欲しい商品があるときは、じっくり検討して購入するタイプなのですが、もっと早く購入しておけば良かったなと思いました。
筆者はデスクトップパソコン(windows)も所持しているのですが、そちらは使わなくなっています。
大きい画面で見たい時は「13インチ macbook pro」と外部ディスプレイを繋いで作業しています。
結果、総合的に作業の効率性については抜群に上がってますし、どこでも作業できるのはとても便利です。
フォトグラファーの皆様にとてもおすすめできるノートパソコンだと思います。
ぜひ、検討してみてください。きっと幸せになれます。
もし、他のパソコンも検討したい方やウィンドウズで探している方は下の記事が参考になるのではないかなと思います。
ぜひ一読下さい。
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・写真の加工用パソコンはBTO一択!カメラマンが選ぶおすすめショップ!
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