今回は話題のフィルター、Kenkoから発売されているブラックミストNo5をレビューです。
ブラックミストフィルターといえば「映画のワンシーンのような写真が撮れる」というテーマを掲げたカメラ用のレンズフィルターです。
・写真にマンネリ化を感じる。アクセントが欲しい。
・kenkoのブラックミストフィルターが気になる。
・ブラックミストの作例が見たい。
という方にいくつかの作例に解説を加えて紹介しようと思います。
下記のアマゾンの販売サイトでフィルター径ごとに価格も確認できます。
参考にしてくださいませ。
そもそもブラックミストフィルターとは。
主にテレビや映画で使われていたソフトフィルターをカメラで写真を撮影するユーザー向けて開発されたフィルターです。
細かな黒い拡散剤をフィルターに利用することで、光の拡散効果が狙えます。
効果は、
・写真全体のコントラストを弱める。
・逆光、イルミネーション、街灯、信号の明かりを柔らかく拡散する。
この2つの効果がとても特徴的かつ綺麗で「シネマティックフィルター」と呼ばれる由縁を感じることができると思います。
Kenkoのブラックミストの種類
Kenkoのブラックミストフィルターの種類は2つです。
※2021年12月現在。
・ブラックミスト No1:効果が高い。
・ブラックミスト No5:No1の効果の半分。
この2つの種類の中で、レンズ径に合わせたいくつかのサイズが展開されています。
種類とサイズと値段に関しては、Amazonの販売サイトが網羅されていて見やすいです。
No1とNo5のどちらがいい?
僕はブラックミストNo5を使用していますが、十分にブラックミストフィルターの効果を楽しむことができています。
「もしNo1なら効果が強すぎるかも?」
と、撮影中に思うシーンがあります。
No5でも逆光や光の強さにより、効果が強く出る傾向があります。
もし最初の1つ目を考えるのであれば「No5の方がおすすめ」です。
これでさらに強めの効果を狙いたいのであればNo1を検討するのがよいと思います。
ブラックミストフィルターの細かな嬉しいところ。
ケースがかっこいい。
かっこいいだけではなくて、しっかり蓋が閉じてくれます。
フィルターを持った際に落としにくいように、フィルターにギザギザの切り込みが施されています。
とても持ちやすいです。
フィルターの横に刻印されているロゴがかっこいいですね。
ロゴも見やすいので、複数のフィルターを持ち出す方には、すぐに使いたいフィルターが分かるので嬉しい。
ブラックミストフィルターを付けたまま、レンズキャップを装着することができます。
細かいところだけど、使う側がより効率よく撮影できる配慮されている点が嬉しい。
作例と共に紹介。
それでは撮影時間別にいくつか作例の紹介です。
昼、夕、夜の3つに分けて写真の解説も入れていきます。
昼間の作例。
・背景は建物で、それに光が当たり柔らかく拡散されている。
・その結果、モデルの周辺も柔らかい光を感じる。
・全体的にふわっと白い光に包まれている印象。
これらを感じることができると思います。
ブラックミストNo5は夕方の逆光、夜景での利用だけではなくて、昼間も工夫で柔らかな写真を撮ることができます。
・写真の上側は柔らかく光が拡散している。
・よって、モデルさん上半身は光やコントラストが柔らかい。
・写真の下側はあまり光が当たっていないので、輪郭やコントラストが強め。
このように感じるのではないでしょうか。
とてもブラックミストらしい昼間の写真が撮れたのではないかと思います。
夕方の作例。
・斜光が柔らかく拡散されている。
・斜光にうっすら当たるモデルさんが光に包まれている印象。
・光が当たっている部分のコントラストが低い印象。
写真、左上から強めの斜光が入ってきているこの写真ですが、ブラックミストNo5を付けていないとこのような効果は現れません。
個人的にブラックミストはこの時間帯からの撮影がとても楽しいです。
・ビルと川の反射光が柔らかく拡散し、写真が全体的に柔らかい印象。
・写真全体のコントラストが低い。
・写真左の鉄柱が、背景の光の拡散に影響し、柔らかい光に包まれている。
背景のビルの隙間から光が入ってきているのが見てとれると思います。
ブラックミストは背景の光の強さに影響し、逆光状態にある被写体の輪郭を柔らかい印象に仕上げます。
夜の作例。
・街灯、背景が柔らかい光に包まれている。
・モデルさんの輪郭も背景の光に影響し、柔らかい。
・両脇の建築物のコントラストが低い。
ブラックミストの真価を感じることができます。
ブラックミストNo5で夜撮影するととてもシネマティックな写真が撮れます。
夜にポートレート撮影する時は、
・モデルさんの顔に光が当たる。
・背景の街灯がいくつもある。
これら2つの条件が重なる場所で撮影するのがポイントです。
こちらは歩道橋の上から撮影した写真で、信号の光や車のライトを多めに入れました。
こちらもブラックミストの効果をより強く感じますね。
効果が高すぎると感じるなら、光の数を減らすことで調整することが必要です。
まとめ。撮ってて楽しい!
ブラックミストはレンズに付けるだけで「写真が上手くなった!」と感じるとても楽しいフィルターです。
写真のマンネリ化を感じている人やちょっと違った写真が撮りたいと思うのであれば、ぜひ試してみてください。
きっと楽しい写真生活が待ってるはず!
それでは!