RAW現像(写真加工)用パソコンのスペックどうする?3つのチェックすべきポイント。

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こんにちは!むちゃくちゃ撮影しているカメラマンのnobukiです。

撮影に慣れてきたら、やっぱり写真をRAW現像して楽しみたいものですよね。

今、ツイッター、インスタグラムなどのSNSで見る「憧れのあの写真」のほとんどがRAW現像されているに違いありません。

RAW現像するとなると、今あるパソコンではスペックが足りない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、パソコンがないのであれば購入する必要があります。

そんなあなたに結論を先に伝えると、

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RAW現像用のパソコンを購入する時はBTOショップがおすすめです!

今回の記事では「パソコンに重要なCPU、グラフィックボード、メモリ、容量」についてざっくり解説したいと思います。

もし、すでにBTOについて知っている方にはおすすめのBTOショップを下記にまとめています。

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そもそもBTOってなに?

BTOとはの引用画像。パソコン工房から。

出典:パソコン工房

BTOというのは「Build to order(ビルド トゥー オーダー)」という意味です。
つまり、BTOショップはパソコンを購入時にいくつかのパーツを選択し、BTOショップが受注・組み立てしてから発送してくれます

多くの方がパソコンを購入となるとメーカー製を選択しますが、僕は「BTO可能なショップ」からの購入を強くおすすめします。

BTOでのパソコンの購入は、パソコンが動作するだけの最低限のソフトだけインストールされています。
なるべく最低限ソフトだけ入っているパソコンの方がRAW現像が快適に行うことができます。

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やはり、可能な限り写真は効率よくRAW現像したいですよね。

なので、RAW現像の為にパソコンを購入するならBTO一択と覚えておいてください。

BTOショップでどう購入したらいいの?

BTOショップの多くは「クリエイター向けパソコン」や「写真加工用」というカテゴリーがあり、RAW現像や動画の編集に適したパソコンを用意しています。

まずはそのカテゴリーから見ることがベストと言えるでしょう。

あわせて読みたい
・写真の加工用パソコンはBTO一択!カメラマンが利用するおすすめショップ!

CPUについて。

CPUは人の体に例えると「」に例えられることが多いです。
CPUの見るポイントは3つに分かれます。

・コア数。
・スレッド数。
・クロック周波数(Hz:ヘルツと呼ぶ)

この3つをおさえる必要があります。
まずはこの3つについてざっくり伝えます。

コア数について。

コア数はCPUの核となるパーツのことです。
例えば、コア4つ・・・4コア(クアッドコア)のパソコンを例に上げましょう。

これは、1つのパソコンに「脳」が4つあるイメージをしてください。
脳が4つあることで、1つのパソコンで同時に4つの処理を行うことができます。

パソコンで写真をRAW現像しながら、音楽を再生する。
また、時にインターネットを見るためにブラウザーを開くこともあるかと思います。

これらの処理を快適に行うことができるのがコア数の役割となります。

スレッド数について。

スレッド数は4コア中の1つのコア(1つの脳で)で何個の処理を同時にできるかに影響があります

1つのコアでフォトショップを使用しているけれど、まだまだ性能に余裕があるとします。
その余裕のスペースでブラウザーを開いて、効率よくCPUを使うことができることを可能にするのがスレッドです。

かなりざっくり伝えましたが「要するに1コアでソフトを動かすには十分であれば、空いてるスペースで別のソフトを処理できる」と考えてもらって問題ありません。

クロック数について。

クロック数はとてもシンプルです。

クロック数はパソコンが同じ時間内にどれだけ早い処理をするかの効率性に影響します。
数値が高い程、より早く、多くの処理ができるようになります。

CPUは数値が高ければ性能がいいけど、オーバースペックにならないように。

数値が高ければ性能がいいけど注意が必要です。

コア数、スレッド数、クロック数は数値が高い程性能がいいです。
ただし、数値が高ければその分価格も高くなるうえ、RAW現像するにはオーバースペックになるかも知れません。

前述しましたが、BTOショップでは「写真の加工に適したパソコン」「動画の編集に適したパソコン」など、過剰スペックにならないようにちょうどいいパソコンを選ぶことができます。

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これもまたBTOショップでパソコンを購入する理由の1つですね。。

GPUについて。

CPUがパソコン全体に処理する「脳」にあたる部分だとすると、GPUは「グラフィック専門の脳」と考えてもらって問題ありません。

GPUはの種類はざっくり2つあり、

・オンボード:マザーボード(パソコンのベースとなる基盤)の設置されている。
・グラフィックボード:マザーボードから独立した基盤にGPUが設置されている。(負荷のかかる動画編集、3Dゲームなどには必須)

この2つがあります。

GPUも数値が高ければ高い程、性能が良いですが価格も高くなります。

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こちらもBTOショップならお任せして大丈夫です!

メモリについて。

メモリはよく作業をする「作業台の広さ」で表現されることが多いです。

作業台が広いほど、ノートパソコン、キーボード、マウス、鉛筆など、たくさんのものを机に置いたまま使用することができるので、わざわざ机の上に用意する、片付けるという手間がかかりませんよね。

つまり、メモリが大きければ大きいほど効率よくパソコンが処理をしてくれるということです。

僕はメモリの最低ラインは16GB、標準で32GBで処理をしてきましたが、問題なくRAW現像ができています。

ただ、16GBだとやはり作業の遅延を感じることがあったので「RAW現像を快適にするのであれば、作業効率を考えてメモリは32GB以上」と考えた方が望ましいと思います。

データを保存するのに重要なHDDとSSDについて。

HDDとSSDは「机の引き出しの大きさ」と考えてもらうと分かりやすいと思います。
そしてHDDとSSDの違いは素早くパソコンを起動させたり、ソフトを動かしたりするのに大きく影響します

HDDとSSDのどちらがいい?

HDDとSSDどちらが良いかというと「SSD一択」です。
HDDと比べ、SSDの方がお値段が高いですが、もう一度伝えますが「SSD一択」にしてください。

SSDはHDDと比べて、パソコンの立ち上げや写真加工ソフトの立ち上げ、処理が爆速です。

また、SSDはHDDと違い「パソコンに熱がこもらず、動作音がしない」のも大きなメリットです。
一度、SSDを体感するとHDDでパソコンを処理するのには戻れないでしょう。

必ずSSDを選ぶようにしてください。

SSDの容量はどれぐらいがいい?

SSDの容量はもちろん多ければ多いほど望ましいです。

SSDの容量は最低限にして、価格を抑えたいです

という意見もありますが気をつけないといけないのは、SSDの容量をまるまる写真の保存に使えるわけではありません。

SSDにはパソコンを動かすOS(マックブックならmacOS,ウィンドウズならWindows10)のシステム容量が含まれます。
容量はOSがバージョンアップすればするほど、SSDを圧迫します。

そのことを考えると、僕は「500GB以上」にすることが望ましいです。
パソコンでRAW現像以外もすることがあると思いますし、「500GB以上」が望ましいでしょう。

RAW現像・写真加工するために必要なスペックを把握しよう!

次にチェックするのが使いたいRAW現像ソフトの推奨スペックです。
せっかくパソコンを購入したのに、快適にRAW現像ができないと非常にストレスですよね。

どのRAW現像ソフトもパソコンの推奨スペックの記載があるので必ずチェックしましょう。
下記は各公式から引用したスペック表です。

Lightroomの推奨スペックについて。

最小推奨
CPU【Windows】
64 ビットをサポートしている Intel®、AMD、または ARM プロセッサー(2 GHz 以上のプロセッサー)

【MAC】
64 ビットをサポートしている Multicore Intel® プロセッサー または M1 Apple Silicon プロセッサー
最小と同じ。
GPU【Windows】
DirectX 12 をサポートしている GPU
2GB 以上の VRAM

【MAC】
Metal をサポートしている GPU
2GB 以上の VRAM
【Windows】
DirectX 12 をサポートしている GPU
4K 以上の画面解像度をサポートするディスプレイの場合は 4 GB 以上の VRAM

【MAC】
Metal をサポートしている GPU
4K 以上の画面解像度をサポートするディスプレイの場合は 4 GB 以上の VRAM
メモリ【Windows/MAC】
8GB
【Windows/MAC】
16GB以上

その他、詳細はAdobeの公式ページを確認ください。

Photoshopの推奨スペックについて。

最小推奨
CPU【Windows】
64 ビットをサポートしている Intel® または AMD プロセッサー、SSE 4.2 以降の 2 GHz 以上のプロセッサー

【MAC】
64 ビットをサポートしている Intel プロセッサー、SSE 4.2 以降の 2 GHz 以上のプロセッサー
最小と同じ。
GPU【Windows】
DirectX 12 をサポートしている GPU。
1.5 GB の GPU メモリ

【MAC】
Metal をサポートしている GPU
1.5 GB の GPU メモリ
【Windows】
DirectX 12 をサポートしている GPU。
4K 以上のディスプレイの場合は 4 GB の GPU メモリ

【MAC】
Metal をサポートしている GPU
4K 以上のディスプレイの場合は 4 GB の GPU メモリ
メモリ【Windows/MAC】
8GB
【Windows/MAC】
16GB以上

その他、詳細はAdobeの公式サイトを確認ください。

Luminar(ルミナー) AIの推奨スペックについて。

最小推奨
CPU【Windows】
CPU Intel® Core™ i5以上、AMD Ryzen™ 5以上

【MAC】
CPU Intel® Core™ i5以上
最小と同じ。
GPU【Windows】
OpenGL 3.3以降対応のグラフィックカード
最小と同じ。
メモリ【Windows/MAC】
8GB
【Windows/MAC】
16GB以上

その他、詳細はルミナーAIの公式サイトを確認ください。

まとめ。スペックはこれを覚えておこう!

それではまとめます。

・CPUはチェックする。
・GPUはオンボードとグラフィックボードがある。
・メモリは16GBは最低ライン。推奨は32GB以上。
・容量はSSDは必須。500GBが望ましい。

まずはここを抑えるようにしてください。

「なんとなく分かったけど、じゃぁ、どこのBTOショップがいい?」という声もあるかと思います。

下の記事に僕が10年以上撮影してきたなかで、実際に利用したことのあるBTOショップをいくつか紹介させていただきました。

あわせて読みたい
・写真の加工用パソコンはBTO一択!カメラマンが利用するおすすめショップ!

ここから選ぶことで問題ないかと思いますので、参考にしてください。

それでは!

nobukinobuki

nobuki

撮影初めて10年以上のカメラ好き。風景、ポートレート、創作、コスなどの作品撮りが好き。なんでも撮ります。

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撮影歴10年以上の関西在住フォトグラファー。 抹茶&コーヒー好き。 ポートレート、風景、創作写真、機材レビュー、撮り方に関係する記事を投稿しています。

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