綺麗な写真を撮ろうと思うなら、まずはカメラとレンズの掃除から。
どれだけ高額で性能の素晴らしいカメラやレンズを揃えても掃除を怠ると残念な写真を量産してしまいます。
「けど、掃除ってめんどくさそう」
「時間かかりそうだよね」
と、思う方もいると思いますので、今回は「カメラ初心者に向けた、10分でできる最低限必要な掃除方法」を伝授したいと思います。
メラの掃除は本当に怠ると残念な写真を気づかず量産してしまいます。定期的な掃除は必ずしましょう!
残念な写真ってどんなの?
こちらがその残念な写真です。
よくよく見ると、黒い点が見えますね。
一見、そんな目立たないかもしれませんが、ちょっと見えやすくするためにフォトショップで修正します。
あちこちに黒い斑点があるのを確認できると思います。
これが「残念な写真」です。
この黒い斑点はカメラのイメージセンサー(光を取り込む装置)やレンズに付着した埃などが光を遮ってるんですよね。
一度、これが見えてしまうと、めちゃくちゃ気になります!
この写真は黒い斑点が見えやすいように修正しましたが、写真の仕上げ方によっては目立ってしまいます。
また、写真を修正する際に余計な時間が取られてしまいます。
これらを防ぐために掃除はとても重要です。
一番に掃除すること。まずは埃を飛ばそう!
まず、最初に掃除するのは乾いている状態で埃を飛ばすことです。
丁寧に埃を飛ばさないと、後のお手入れに影響しますので、丁寧にお手入れしていきましょう。
まずはカメラやレンズの埃をブロアーで飛ばしていきましょう。
カメラにブロアーを使う。
イメージセンサーにブロアーを使う時はカメラを下に向けて使いましょう。
イメージセンサーは写真に影響するとても大事な部分です。
カメラを上に向けてブロアーを使うと、埃がカメラ内部の奥に入っていくかもしれません。奥に入ると撮影中に埃が移動して、イメージセンサーに付着するかもしれませんので気をつけましょう!もちろん、ブラシで直接埃を取るのは傷がつくかもしれませんのでダメですよ!
特に光を取り込むイメージセンサーは少しでも埃などが残っていると、その部分が光を取り込みにくくなるため、写真に影が残ってしまう原因になります。
丁寧にブロアーをしていきましょう。
カメラの上部にあるアクセサリーシューも埃を飛ばしましょう。
こちらも同じく忘れがちな部分、カメラとレンズを繋ぐ電子部品です。
AFに影響する可能性があるので、忘れず飛ばしましょう。
レンズにブロアーを使う。
レンズも前面にある球面だけでなく、全体的にブロアーを使用していきましょう。
カメラと同じく、カメラとレンズを繋ぐ電子部品があります。
忘れないようにブロアーしていきましょう。
レンズでブロアーをするのを忘れがちなのはズームレンズの伸ばした部分です。
こちらも忘れずに埃を吹き飛ばすことで、レンズ内部に埃が入る可能性を抑えることができます。
おすすめのブロアーについては下記の記事にお安いモノからプロ仕様のブロアーをいくつかまとめています。
ブロアーを選ぶ時の3つのポイントについても記載しました。
カメラの液晶やレンズの油や指紋を拭き取る。
埃を飛ばした後は、液体クリーナーと拭き布で油や指紋を綺麗に拭いていきましょう。
小さな隙間も綺麗に拭いていきます。
液晶のお手入れについて。
拭き布に液体クリーナーをつけて、液晶モニターの中央から円を描くように拭いていきます。
液晶モニターの油や指紋などの汚れは、写真には影響しませんが、当日のテンションに影響すると僕は思っています。
なるべく綺麗な画面で写真を見ながら撮影したいですよね。
特にポートレート撮影する時はモデルに撮った写真を見せながら撮影するかと思います。なるべく綺麗な画面で見せたいところです。
レンズの汚れについて
レンズに付着した油や指紋のも「残念な写真」に影響します。
丁寧にお手入れしていきましょう。
液晶モニターと同様に拭き布に液体クリーナーをつけて、レンズの中央から外側に向かって円を描くように拭き取りましょう。
下記の使い切りのカメラレンズクリーナーもおすすめで、携帯性に優れています。
カメラバッグに少し入れておくのもいいですね。
携帯用ペン型の掃除道具がとても便利!
特に使うシーンを選ばないアイテムがこちらのペン型です。
僕はロケで行く時は必ずカメラバッグに入れています。
ペン型クリーナーは1本で2つの機能が付いています。
ロケでの撮影はどうしても砂埃や花粉がレンズに付着する時があるんですよね。
カメラ初心者の方がやりがちな、いつの間にかレンズに手が触れてしまったもありえますよね。
このサイズ感ならカメラバッグの邪魔になりませんので、ぜひ1本は持っておきたいお手入れグッズです。
カメラとレンズを掃除するその前に。知っておきたいこと。
お手入れについてはいくつか知っておいてほしいことがあります。
これらを知っておくことで、万が一のカメラやレンズの故障を防げますのでぜひ覚えておいてください。
イメージセンサーのお手入れについて。
イメージセンサーはお伝えしたように、カメラの中で光を取り込む重要な部品です。
こちらはブロアーのみのお手入れをおすすめします。
何かのミスでイメージセンサーに手が触れてしまい、指紋が付着し、写真に影響することがあるかもしれません。
万が一、汚れを見つけたら慎重な対応が必要です。
「なんか汚れているように見える……ちょっと拭いてみようかな」
とか、思ってもちょっとお待ちを!
イメージセンサーはとても繊細な部品です。
カメラの故障に繋がるかもしれませんので、僕は「メーカー独自の修理センター」への持ち込みをおすすめします。
イメージセンサー用のお手入れグッズがある。
一応、市販されているお手入れグッズにはイメージセンサー用のものが販売されています。
個人的には、カメラ初心者でカメラの取扱いに慣れてないうちは、イメージセンサーを自分でお手入れするのは避けた方がいいと思います。
もう一度伝えますが、自分でお手入れするのに少しでも不安に思うなら「メーカー独自の修理センター」に相談するようにしてください。
自分でお手入れした結果、故障の原因となり大きな費用が発生する可能性があります。もし、自分でお手入れするなら自己責任でするようにしてくださいね!
カメラとレンズのお手入れ後の保管方法について。
カメラとレンズは専用の保管ケースなどを場所に用意しておくこと望ましいです。
保管ケースを用意することでカメラやレンズを埃や衝撃から守ることができますし、また湿気によるカビの発生を防ぐことができます。
こちらに関しては詳細ページを用意してます。
まとめ。カメラとレンズの掃除は定期的にやろう!
カメラやレンズの掃除はどうしても怠りがちです。
僕は撮影前と撮影後には必ずカメラとレンズを確認し、必要であればお手入れしています。
いざ撮影したい場所で残念な写真を量産するのは避けたいところですので、普段からのお手入れがとても重要です。
できるだけ、綺麗な写真を残したいですし、それ以上にカメラとレンズの故障を防ぐこともできますので、必ずお手入れはするようにしてくださいね。
それでは!