カメラのレンズフードの効果的な使い方。役割もあわせてご紹介!

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レンズフードが3種類並んでいる写真。
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カメラのレンズの先に取り付けるレンズフード
とりあえず付けている人もいれば、付けていない人も多く見受けられます。

「必要ないんじゃない?」
「何か意味あるの?」
「効果が分からないんだけど?」

という声を定期的に聞きますので、レンズフードの役割と効果的な使い方をご紹介したいと思います。

この記事をオススメしたい人
・レンズフードの効果的な使い方を知りたい。
・レンズフードの役割を知りたい。

結論から言うと必要性に関しては「付けておいて損はない」です。
特にカメラ初心者の方は「付けておいた方がいい」と思います。

この記事ではこの2点について深掘りしたいと思います。

nobuki

僕はポートレート撮影時にレンズフードを外す時があるんですけど、それもご紹介します!

目次
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そもそもレンズフードとは?

レンズにレンズフードが装着されている写真。

レンズフードはレンズの先に装着するアクセサリーのことです。
その役割は写真に発生するフレアやゴーストの発生を軽減するためのものです。

nobuki

フレアとゴーストについてはあとで解説しますね。

新品で購入した際は純正のレンズフードが付属していることが大半ですが、中古でレンズフードを購入した方は付属していないかもしれません。

この記事を読んでからレンズフードが欲しくなった場合、レンズフード単体で購入することもできます。
レンズフードは純正ブランドで購入できますし、また、サードパーティーからいくつか発売されています。

レンズフードを装着するメリット

レンズに水滴や埃などの汚れが写っている写真。

レンズフードを装着するメリットはいくつかあります。
深掘りしていきましょう。

レンズを破損から守る

筆者はレンズフードのおかげで今までレンズは破損したことはないのですが、ヒヤっとした場面は幾度か経験してきました。

・地面のぬかるみに足をとられ、レンズを地面にぶつけてしまった。
・移動している時に、レンズを壁にぶつけてしまった。
・レンズを交換している時に、レンズを落としてしまった。

nobuki

カメラ歴が長い人やカメラ初心者の方は、どれか経験があるかもしれませんね。

レンズで一番守りたい部分はレンズの先にある「前玉」と呼ばれる剥き出しの球面の部分です。
これが割れる、破損するが一番怖いです。

多少の傷なら写真への影響はほぼありませんが、大きな傷になると写真に影響しますので修理が必要になります。
ただ、修理費用はかなり高くなるので、可能な限り「前玉」の破損は回避したいところです。

そこでレンズフードです。
レンズフードは破損したくない前玉を物理的に効果的に守ってくれます。

レンズフードの傷写真。

レンズフードに傷が見えますね。
写真では一部ですが、レンズフード全体にこのような傷が付いています。
それだけレンズ先端に何かしらの衝撃を守ってくれているという証でもありますね。

nobuki

レンズを大事にしたい人や、人にぶつけるのが心配な人、またレンズのリセール予定があるのであれば、必ず付けることをおすすめします。

レンズを汚れから守る

レンズの前玉に付着した汚れの種類により撮影した写真に影響があります。
汚れの種類は、

・指紋。
・埃。(砂、ハウスダストなど)
・雨。

代表的なのはこの3つではないでしょうか。

指紋の付着について

レンズフードがあることにより、レンズの前玉に物理的に指が触れないように防止してくれます。

多くのレンズ交換が必要となる撮影、また撮影する時間が限られている時はどうしてもレンズの脱着、装着が雑になりえます。
その時、レンズフードがあると予期せぬ指紋汚れを回避できる可能性が飛躍的に高まります。

nobuki

帰宅して写真を大きなディスプレイで見た時に白くモヤがかかっている部分があるかもしれません。それはもしかしたら指紋汚れかもしれません。レンズのメンテナンスは必ずして下さいね!

また、被写体が小さなお子さんやペットの場合もレンズフードは重要な役割果たしてくれます。

・子供を撮影していたら、子供の手がレンズに触れてしまった。
・犬を撮影していたら、レンズをなめられてしまった。

こういったことも考えられますので、レンズフードを装着しておいて損はないと思います。

・公園で撮影していたら、砂埃がレンズに付着した。
・室内を走り回る子供を撮影していたら、埃が舞い上がりレンズに付着した。

これらもレンズフードを取り付けているだけで、その可能性を低減することができます。

雨の付着について

外で撮影している時の突然の雨にもレンズフードは有効です。
雨がガラス面に付着することを傘のように低減してくれます。

あまりに酷い雨や横風を伴った雨ですと、効果は薄くなりますが、それでもないよりあったほうがいいです。

nobuki

レンズが指紋、埃、雨で汚れないことは、綺麗な写真を撮るのに基本です。汚れだけはレタッチで対応しにくいので注意して下さいね!

フレアやゴーストの発生を防止する

本来のレンズフードの役割はフレアやゴーストの発生を軽減するためのものです。

写真を逆光で撮影する時のように、強い光が前玉を通してレンズ内に侵入すると、このような光の玉や虹色の光の円が発生します。
これがフレアとゴーストですね。

フレア、ゴーストが映り込んでいる写真。噴水の写真。

写真の右下にオレンジ、イエローのゴーストが発生しています。

フレア、ゴーストが映り込んでいる写真。花。

こちらの写真は全体的に白っぽくなってますが、これがフレアです。
よく見ると、木の下側にオレンジのゴーストの確認できますね。

このようにフレアやゴーストが発生することで、写真の解像感やコントラストに影響し、見たままの正確な写真を撮ることができません。

そこでレンズフードです。
レンズフードは前玉を囲むように装着しているため、前玉に光が侵入するのを防いでくれます。
もちろん、レンズフードを装着していても、撮影する角度のよりフレアやゴーストが発生しますので、注意して撮影が必要です。

意図的にレンズフードを外すのは大丈夫。

僕はポートレート撮影時にレンズフードを外す時があります。

上記で「フレアやゴーストの発生を防止する」と書きましたが、意図的にフレアやゴーストを写真に映り込ませ、印象的な写真に仕上げます。

フレア、ゴーストが映り込んでいる写真。女性のポートレート写真。

とても柔らかな写真に仕上がりました。
女性の左側にフレアとゴーストを確認できると思います。
フレアやゴーストを効果的に使用することで、印象的な写真に仕上がりますね。

覚えておいていただきたいのが、必ずしもフレアやゴーストが悪いわけでは決してありません。
自身の写真の「味付け」として、フレアやゴーストを写真に入れる。
光を前玉から侵入させて撮影させる方法は、扱いやすいテクニックですのでぜひ覚えておいて下さい。

レンズフードを装着する時に気をつけたいこと

レンズフードが3種類並んでいる写真。

この記事を読んでレンズフードをちゃんと付けよう、購入しようと思った方は下記の点を注意してください。
誤ったレンズフードの付け方をしていると、本来の役割を果たせないこともあります。

レンズの規格にあったレンズフードを用意すること

筆者は全て純正のレンズフードを使用しています。
もし、純正のレンズフードが手元にあるならこれで十分です。

レンズフードはレンズに沿って開発されているものが大半です。
純正のレンズフードを利用することで間違いありません。

ただ、サードパーティー(他のメーカー)から発売されているレンズフィルターがあります。
そのレンズフィルターを気に入り使用するのも問題ありませんが、必ずレンズの規格に沿っているか確認して下さいね。

nobuki

本来のレンズフードの役割を果たせないケースがあります。必ず使用するレンズに沿ったレンズフードを手に入れて下さいね!

レンズフードは正しくレンズに装着すること

レンズフードは正しくレンズに装着しなければ、本来のレンズフードの役割が果たせません。
必ず仕様書を確認し、正しくレンズに装着して下さい。

例えば、レンズフードの種類により、レンズへの装着の仕方が異なります。

レンズフードのねじ込み式とプッシュ式の写真。

・ねじ込み式・・・レンズフードをネジを回すように装着する。(写真左)
・プッシュボタン式・・・レンズフードのプッシュボタンを押しながらレンズに装着する。(写真右)

などの種類があります。
正しい方法で装着して下さい。

nobuki

装着した直後の写真の写りに問題ないことを確認するようにして下さいね!装着ミスを防げます!

小物などのお店に入店する時にぶつけないこと

レンズフードに慣れないうちは、カメラのサイズ感覚が分からず、お店にディスプレイされているものにぶつけたりするケースがあります。

レンズフードを逆さにし、収納している写真。

レンズフードはこのように逆にはめて持ち運ぶことができるものが多いです。
とはいえ、可能であるならばカメラバッグなどに収納する方が望ましいことを忘れてはいけません。

どうしてもカメラを持ったままお店に入店するのであれば、ディスプレイされている商品を破損しないように注意して下さい。

nobuki

カメラストラップなどで首にぶら下げ、体の前で常にカメラから目が離れないようにして下さいね。

まとめ

それでは記事をまとめますね。

・カメラ初心者はレンズフードを装着したまま撮影しましょう。(慣れてきたら意図的に外すのはあり)
・レンズフードはレンズの破損、汚れを抑える。
・レンズフードはフレアやゴーストの発生を抑えてくれる。
・レンズフードはレンズの規格にあったものを用意する。

僕も基本的にレンズフードはカメラに装着したままです。
カメラ初心者の方はまずは装着したままでいいと思います。

大事なカメラですし、なるべく安全に傷つかないように使いたいものですよね。

それでは!

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