今までスマホで写真を撮っていたけど、カメラならもっと綺麗に撮れるかも。
玉ボケした綺麗な写真を撮りたい。
こんなことを思ってカメラを購入しようとカメラ初心者の皆様は、2つのカメラの買い方があることに気が付くと思います。
- カメラボディのみ(レンズを別で購入する必要がある)
- ボディ+ズームレンズ(通称レンズキット。購入後、すぐに撮ることができる)
「レンズ別はどれ買っていいか分からないからレンズキットにしよう!」と思うなら少しお待ちを!
そのレンズではあなたの思う写真が撮れないかもしれません。
【この記事をオススメしたい人】
・スマホのカメラで写真にハマり、初めてカメラの購入を検討している。
・玉ボケが綺麗なエモい写真が撮りたい。
・レンズキットってどうなの?と思っている。
高価なカメラを購入したのにもかかわらず、撮りたい写真が撮れないのは悲しいですよね。
結論から言うと「玉ボケが綺麗なエモい写真を撮りたいならレンズキットは購入しなくていいです。カメラ初心者で初めてカメラを購入するなら、ボディと単焦点レンズを購入してください」です。
カメラ初心者でもこの記事を読み終わる頃にはちゃんと理解でき、納得できると思いますのでぜひ読んでくださいね。
レンズキットのズームレンズと単焦点レンズについて
まずはズームレンズと単焦点レンズの違いについてまとめました。
ズームレンズ | 単焦点レンズ | |
---|---|---|
ボケやすさ(玉ボケに影響) | ボケにくい | ボケやすい |
写真の明るさ | 暗い | 明るい |
焦点距離の変動(ズームできる?) | できる | 出来ない |
ざっくり伝えるとこのようになります。
単焦点レンズについて深掘りしますね。
ボケやすさ(玉ボケに影響)
ボケやすさはレンズの「F値」という項目に影響します。
下記はCanonのレンズの商品名なのですが、「F4」という部分がF値を表しています。
このレンズは最低F値は「F4」ということを表しています。
(※メーカーに寄って、商品名やF値の表現の仕方が異なります。必ず確認するようにしてください)
F値が低いほど、写真を撮った時にピントが合ってる部分以外が柔らかくボケます。
作例を掲載します。
背景の光源が柔らかくボケて、玉ボケを確認することができますね。
僕の感覚ですが、F値は「2.8」以下を選べば問題ないです!
ただし、F値が低い単焦点レンズほど、金額が高くなる傾向があります。
単焦点レンズはF値が異なったものがいくつかあります。金額とF値のバランスを見て、購入を検討してくださいね。
写真の明るさ
F値が低ければ低いほど、暗い場所でも写真を明るく撮ることができます。
つまり、暗い室内、夜の撮影にも単焦点レンズは強いんですね。
]単焦点は撮影時間や場所を選ばない万能レンズというわけです。
焦点距離の変動(ズームできる?)
焦点距離と書くと難しいですが、要するにズームして撮れるか撮れないかということです。
単焦点レンズはズームはできません。
つまり、撮りたい被写体が遠いなら、自分から動いて被写体に寄って距離を調整する必要があります。
その点、ズームレンズはその場から動かなくてもレンズを操作することで撮ることができます。
ズームレンズはこれが最大のメリットです。
レンズ一本で被写体との距離を変更して撮ることができます。
広角、標準、望遠レンズがあるけど、どれを買ったらいい?
僕がおすすめしたいのは「広角レンズ」もしくは「標準レンズです」
おそらくカメラ初心者の方は、
- 目に止まった風景写真を撮りたい。
- 喫茶店に入った時、美味しそうなケーキを撮りたい。
- 一緒に遊びに行った友達を撮りたい。
こういう場面でカメラを使うと思います。
あなたが見た光景より広く撮れる広角レンズ。
あなたが見た光景と同じ光景を撮れる標準レンズ。
この2つのレンズなら対応可能です。
望遠レンズは遠くにいる被写体を撮るには便利ですが、近くのものを撮るのには向いていません。
例えば、喫茶店のケーキを撮るときに望遠レンズだとケーキとの距離が近すぎてピントがあうことはないでしょう。
広角レンズと標準レンズなら大丈夫です。
比較的被写体が手前でもピントが合った写真を撮ることができるでしょう。
レンズを購入するときの注意点
レンズを購入するときは必ずマウントを確認してください。
マウントとはレンズとボディが接続する部分のことです。マウントが合ったものを購入しないと、レンズは使えません!
Canonを例にすると、
- EFレンズはEFマウントのカメラボディを。
- RFレンズはRFマウントのカメラボディを。
このように一致させないと使えないの注意です。
各メーカーのレンズとボディのマウントは必ず確認するようにしてくださいね。
異なるマウント同士を繋ぐ、マウントコンバーターがあるけど
異なるマウント同士を繋ぐ「マウントコンバーター」という別売りのアクセサリーがあります。
これを使うことでボディとレンズが異なるマウント、異なるメーカー同士でもレンズを使えることができます。
ただ、カメラ初心者の方は購入の検討はしなくて大丈夫です。
マウントコンバーターの導入は費用が発生しますし、わずかに重量が増えてしまいます。
なるべく、カメラは軽量かつコンパクトの方がいいですよね。
まとめ
それではまとめますね。
- 玉ボケが綺麗な写真には単焦点レンズが必要。なので、レンズキットは選ばない。
- F値は低いほど、ピントがあった部分以外が柔らかくボケる。
- ただし、F値が低いほどレンズの金額が上がる。
- 購入時は、レンズとボディのマウント(接続部分)の規格を確認する。
レンズとボディを分けて購入することは、少し手間ではありますが、間違いのない選択です。
玉ボケが綺麗な写真を撮れた時は感動です。
きっとスマホで撮ることが減っていくと思います。
楽しいカメラライフを楽しんでいきましょう!
それでは!