どうも、カメラマンのnobukiです。
今回はキャノンのRFマウントで使えるRFレンズのお話。
この記事は以下についてまとめた記事です。
・RFレンズはどれがいい?
・RFレンズを初めて購入するけどどれから購入したらいい?
・カメラマンがおすすめするRFレンズってある?
・レンズを選ぶ時のポイントを知りたい!
という疑問を解決する記事になっています。
ソニーに先行を許したミラーレスカメラ。
そんなソニーに追いつくが如く、我が愛しのキヤノンからもたくさんのRFマウントのカメラが発売されつつあります。
RFレンズはEFレンズに比べ、まだまだ歴史が浅いレンズ群なので種類が少ないです。
また、価格もなかなか高いものが多いので失敗はなるべく避けたいところ。
今回は現役の趣味&商業カメラマンがその悩みに答えていきましょう。
ぜひあなたのレンズ購入のヒントになればいいかなと思います。
それではいってみましょう!
すでにEFレンズを持っている方には必須機材はこれ。
まず一番最初に伝えたいのは「マウントアダプター」のことです。
すでにキヤノンユーザーでEFレンズをお持ちの方はぜひマウントアダプターを購入してください。
これでEOSのミラーレスカメラ、RFマウントのカメラでEFレンズが使えるようになります。
僕もEFレンズを山盛り持ってるので、このマウントアダプターを使って、EFレンズを使っています。
レンズ資産の有効利用ですね!重量が100g前後増えますが、問題なくEFレンズが使えます。
その他にもちょっと個性のあるマウントアダプターがあります。
例えば、
こちらはコントロールリング(機能を割り当て、回して使える)付きでとても便利です。
ただ、個人的には一番シンプルなマウントアダプターで十分で、困ったことはありません。
価格もお手頃なのでシンプルなマウントアダプターで十分かなと思います。
おすすめ単焦点レンズのご紹介!
初めてカメラを購入したのであればきっとこんなことを思って購入したのではないでしょうか。
「スマホより綺麗に撮りたい」
「美しい玉ボケを撮りたい」
この2点の希望を叶えるなら、単焦点レンズ一択です。
ズームレンズと単焦点レンズの違いの詳細は別記事にまとめています。
※これから紹介するAmazonのリンク先は並行輸入品のリンクです。
僕も並行輸入のレンズは購入しますが、問題なく使えるので安心してくださいね。
万能レンズ!困ったらこの1本、RF50mm F1.8 STM!
出典:Canon
まず、最初の1本と言われるのが撒き餌レンズと言われる、RF50mm F1.8 STMです。
その特徴は、
・絞りはF1.8。十分美しい「玉ボケ」を撮影することができるでしょう。
・軽い!わずか160g!
・ポートレート、スナップ、風景となんでも対応可能!
・価格もRFレンズの中では一番安い。
ちなみに撒き餌レンズとは「カメラ初心者が単焦点レンズの魅力やレンズを交換する楽しみを教えてくれるレンズ」のことです。
一度、使えば単焦点レンズの魅力にハマり、次々と他のレンズが欲しくなるという・・・。
まさにレンズ沼への第一歩。
散財万歳!
ということで、RFマウントの撒き餌レンズがこのRF50mm F1.8 STMなんですね。
フルサイズ換算で50mmの画角は人の目で見た視野と同じ写真を撮ることができます。
風景撮影するならRF16mm F2.8 STM!
出典:Canon
風景写真など視野の広い写真を撮りたいならRF16mm F2.8 STMがおすすめです。
※2022年9月現在:レンズの在庫とか価格を見てきたんですが、在庫がほぼなくてAmazonは少し割高で販売されていますね。価格は必ずチェックしてくださいね。
特徴は、
・絞りはF2.8と十分な明るさ。
・165gでとても軽い。
・風景、グループでの撮影、自撮りなどとても撮りやすい画角。
16mmの画角なら、とても広大な風景を撮ることができます。
RF50mm F1.8 STMと比べると価格が若干高いですが、とても扱いやすいレンズだと思います。
特に一人旅が好きな方にはとてもいいレンズだと思います。
一人旅はなかなか自撮りしにくいですが、この画角ならとても撮りやすいです。
風景だけでなく、自分と一緒に撮ることができるのがいいですね。
広角レンズでF1.8!RF24mm F1.8 MACRO IS STM
出典:Canon
RF16mm F2.8 STMでは超広角すぎる!
使いにくい・・・となれば、この24mmが選択肢に入れていいと思います。
・人よりもどちらかというと風景写真がメイン。
・F1.8と十分な明るさ。
・マクロ機能付き。
・手ぶれ補正付き。
重量もレンズ単体で270gは素晴らしい!
レンズはどうしても重いものが多いので、出かけるとなると1本増やすのもなかなかの決断がいるんですけど、このRF24mm F1.8 MACRO IS STMなら悩む必要はありませんね。
カメラバッグのわずかな隙間にも収納できちゃうサイズ感ですね。
素晴らしい!
クロ&手ぶれ補正付き!RF35mm F1.8 MACRO IS STM
出典:Canon
個人的にはRF50mm F1.8 STMとRF16mm F2.8 STMの間をとって、便利機能を付け足したのがこのRF35mm F1.8 MACRO IS STMだと思います。
その特徴といえば、
・マクロ(とても寄れる)機能付き。
・手ぶれ補正付き。(夜撮影に強い)
・ポートレートもスナップも風景もなんでも対応できちゃう万能な35mm。
35mmのレンズって人もしっかり取れる上、わずかに広角なので背景も少し大きく切り取ることができるんですよね。
旅行に行くならこの35mmレンズがとても使いやすいです。
上の2つに比べるとお値段は高くなりますが、やはりマクロと手ぶれ補正が付いているのが大きいです。
その分デメリットといえば、お値段と重さ(それでも305gですが)かなと思います。
これ1本でどんな撮影も対応することが可能なので、お値段が問題なければこの1本がとてもおすすめです。
ただこのレンズも在庫が少ないですね・・・。
人気レンズの宿命ですね。
中望遠がいいならRF85mm F2 MACRO IS STM!
出典:Canon
中望遠レンズがいいならRF85mm F2 MACRO IS STM!
この中望遠レンズの特徴といえば、
・ポートレートの鉄板85mm。モデルメインで撮影するならこれ。
・ハーフマクロ撮影が可能!
・手ぶれ補正付き!
2022年9月現在、中望遠レンズの単焦点レンズをお探しで、価格をなるべく抑えたいならこれ1本でしょう。
ただ、正直に言います!
マクロと手ぶれ補正をなくしてでもいいから、価格を安くして欲しかった!
現在、EFレンズで85mm F1.8 USMを使ってるんですが、マクロも手ぶれ補正も無しで十分撮りやすいんですよね。
なので、ズームレンズをお持ちの方で中望遠レンズの画角をカバーできてるなら、このレンズは今回お見送りでいいかなと思います。
RFレンズの中でもこれぞ「神レンズ」を購入したい!
先ほどは比較的リーズナブルなRFレンズを紹介しましたが、RFレンズの中にももちろん「L」が付いた「Lレンズ」があります。
Lレンズとは?
LレンズのLは「Luxury」のLです。
キヤノンが誇る光学技術の粋を集めた高級レンズシリーズにはレンズ名の中に「L」が入ります。
その分、お値段こそ上がりますが、最高峰のレンズであることに間違いありません。
Lレンズの多くは、F値がより低いものばかりです。
早速、いくつか紹介させていただきます!
RF50mm F1.2 L USM
出典:canon
まずは先ほど「撒き餌レンズ」を紹介しました。
こちらは同じ50mmではありますが、こちらはLレンズ「RF50mm F1.2 L USM」です。
・驚きのF1.2!
・恐ろしい描写性能!
・ピントが合った位置はシャープに。背景はトロトロのボケ感!
カメラは高画素数の写真が吐き出せるものを用意しないと、このレンズの性能は活かせないのではないでしょうか。
少なくともフルサイズのカメラは用意したいところです。
RF85mm F1.2 L USM
出典:canon
こちらはポートレートに大人気な85mmのRFレンズですね。
もちろんこちらも「Lレンズ」です。
・ポートレートに大人気、被写体に注目できる85mm。
・夜景で中望遠レンズを探しているならこれ1択。
・F値は1.2と十分な明るさ。
ポートレート撮影時において、より被写体を浮かび上がらせるような写真を撮りたいなら抜群のレンズでしょう。
RF50mm F1.2 L USMと同様にやはり高画素カメラで進化を発揮するのではないでしょうか。
RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
出典:canon
個人的にもしRFレンズの「Lレンズ」をどれが1本しか買えないならこちらの「RF100mm F2.8 L MACRO IS USM」を間違いなく選択しますね。
・100mmの中望遠なので、ポートレートレンズにも使える。
・マクロレンズなので抜群に寄れる。小さな商品撮影にも対応可能。
・手ぶれ補正がついている。
僕は「EF100mm F2.8Lマクロ IS USM」を持ってるのですが、なんでも撮れるんですよね。
もし僕と同じようにポートレートも小さな商品も撮る。
花を撮影する時にさらに1歩撮りたいと思うならおすすめです。
やはり、マクロレンズは一味違った写真を撮ることができます。
モデル撮影も良し!時計などの小さな商品撮影も良し!なんでも撮れちゃう便利レンズです。
レンズの選び方のワンポイントアドバイス!
予算はさておき、意識したいのは画角です。
今回、さまざまなレンズを紹介しましたが、
どんな写真が撮りたいの?
これにつきます。
その際、広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズと3つに分けて考えてみましょう。
そこから、ポートレートを例にしますと、
例えば、こちらは広角レンズ、画角35mm。
こんな感じで風景もまとめて撮影したいのか。
こちらは標準レンズ、画角50mm。
人の目と同じような画角でありのままの写真を撮りたいのか。
こちら望遠レンズ、画角は85mm。
風景をトロトロにぼかし、モデルさんにピントが合った写真が撮りたいのか。
このように切り分けて考えてみましょう。
そこからは僕がカメラで一番重要な「重量」の要素を加味し、重すぎて撮影の負担にならないようなレンズを選択しましょう。
RFレンズ(単焦点)を購入するなら・・・僕の結論。
それではまとめます。
RF50mm F1.8 STM:一番安く買いたい。玉ボケを楽しみたい。
RF16mm F2.8 STM:風景メイン、一人旅が多い。
RF24MM F1.8 MACRO IS STM:風景メイン。フード撮影の時にグっと寄れるのは便利!
RF35mm F1.8 MACRO IS STM:これ1本でなんでも撮れちゃう。
RF85mm F2 MACRO IS STM:とにかく今すぐRFマウントの中望遠レンズが欲しい!
ここからさらに「Lレンズ」を選ぶことで、さらに一歩進んだ高画質な写真を撮ることができます。
個人的にはRF35mm F1.8 MACRO IS STMを購入するかと思います。
LレンズならRF100mm F2.8 L MACRO IS USMですね。
35mmという画角は僕のよく使う画角です。
やっぱりなんでも撮れちゃうんですよね。
僕がよく撮影するポートレートも風景もなんでも対応可能です。
そんなレンズにマクロと手ぶれ補正付きとなると、もうこれ1本で撮影することも多くなるでしょう。
レンズの購入はとても迷うものですが、少しでも参考になればいいな。
しかし、在庫が少ないのが気になる・・・どうにかならないかな。
じゃぁ、共に写真生活を楽しんでいきましょう!
それでは!
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